すっかり更新するのを忘れていました。今日はオーディオの話。
私が初めて使用した CD プレーヤーはソニー製でした。
型番を忘れてしまいましたが DAC に CX20152、ディジタルフィルターに CX23034 を使用した ES シリーズでない中級機種でした。
CX20152 は CD 第2世代のマルチビット DAC で低音ゴリゴリ骨太な音がします。高音も強く伸びる印象で、相方のディジタルフィルター CX23034 が容赦なく超高音をスパッと減衰させる全く余韻が無い感じです。今聞くとザラっとしたところもあります。しかし不思議なことに違和感がありません。いわゆるドンシャリとも違います。金属的で 1980 年代に流行ったチョッパーベース音が似合い、創世記のディジタルサウンドそのものという音です。
これ以降の CD プレーヤーはバーブラウンの DAC 等が使用され音質に特徴(味付け)をもつことになります。私の好きな味付き CD プレーヤーはバーブラウン物は少なく、フィリップス物が多いです。(フィリップスも CD 音質基準メーカーのはずで、当時は高級な輸入品で CD 創世記の音を聞いたことがありませんでした。たぶん世間的に間違っていると思いますが、私の中では味付き CD プレーヤーの代表=フィリップス物搭載です。)
CX20152 を搭載するソニーの代表機種は以下のものがあるそうです。
CDP-102
CDP-103
CDP-502ES
CDP-552ES
CDP-302ES
CDP-303ES
私は現在 CDP-303ES を所有しています。当時としては近未来を意識したようなデザインですが、今見ると昭和のオーディオ機器の香りがプンプンして良い趣です。最近はほとんど使用しませんが、CD 音質基準を忘れかけた時にキャリブレーションする理由で保管しています。

手振れでひどい写真ですが一先ずアップ、後日撮り直します。
CDP-303ES の内部。DAC CX20152 (左)、ディジタルフィルター CX23034(右)
CDP-502ES は当時ソニーがリファレンスとして開発したそうなので、その後継機種 CDP-552ES のどちらかを何時か所有したいものです。
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