入手した翌日、セレクターを掃除するにはどうすればいいか悩んでいましたが、キャビネットを開けてよく見ると端子が剥き出しになっています。だったら悩まず「KURE エレクトロニッククリーナー」をシュ~っとかけてみたら一発で直りました。よく掲示板に「CRC KURE 5-56 かけてみました~ 」とか「それ溶けるからダメ」だとか書かれています。そりゃそうでしょ、5-56 はケロシンだったかナフサだったか航空機やロケットの燃料と同じものが含まれています。よくないです。エレクトロニッククリーナーはアルコール系なので安心です。本当はフロンで洗浄したいところでしたが。
さて、ONKYO Integra A-705 DC の試聴です。結果から先に言いますと、このアンプすごく良いです。TRIO KA-9900 の評価にも書かれていましたが、どうも東芝 2SB681/2SD551 を使用しているアンプはアイドリングが必要です。
電源を入れて 30 分未満の音は最悪です。ドンシャリとは違うのですが高域が強調されたりこもって聞こえたり、低域が変にブーストしていたり、しばらく聴いていると急に抜けが良くなったり、またこもって聞こえたり、どこか壊れているのではないかと思ってしまいました。
CD を 7 割方聴き終わった頃です。急に雲が晴れたように抜けがよくなり解像度が高い上に高域の伸びや低域の力がものすごく出てきます。当然なんですが音の味付けは手持ちの Integra A-917F と同じの傾向ですが、高域や低域はもう少し荒削りで、さらに Integra A-755 のような艶のある中域があります。この音にハマる人は必ずいます!
今、アールクルーの「Big Turtle River」を聴いていますが鳥肌が立ちます。パーカッションとベースの音が本当にすばらしい!
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